2013年6月13日

イノベーター曲線ととキャズム理論

ビズハック
キャズム (書籍)[Wikipedia]
それぞれの間に溝があり乗り越えなければならないが、特にアーリー・アドプターとアーリー・マジョリティーの間の大きな溝(キャズム)を乗り越えられるかどうかが、その製品が普及するか、一部の新製品マニアに支持されるにとどまるかどうかの一番の鍵である。
キャズムとは、先駆的なユーザーと一般的なユーザーとの間に存在する溝のことをマーケティング用語のこと。
Innovators ~『キャズム』ジェフリー・ムーア著
普及学[Wikipedia]
新しいアイデアや技術が社会になぜ普及したりしなかったりするかや、どのように普及するかを説明しようとする理論である。
スタンフォード大学のエベレット・M・ロジャース教授が1962年、『Diffusion of Innovations』(邦題『イノベーション普及学』)で提唱したイノベーション普及に関する理論で、商品購入の態度を新商品購入の早い順に五つに分類したもの。

イノベーター理論[マーケティング用語集Wiki]
■イノベーター(Innovators:革新者)
新しいものを進んで採用する革新的採用者のグループ。彼らは、社会の価値が自分の価値観と相容れないものと考えている。全体の2.5%を構成する。


■アーリーアダプター(Early Adopters:初期採用者)
社会と価値観を共有しているものの、流行には敏感で、自ら情報収集を行い判断する初期少数採用者のグループ。「オピニオンリーダー」となって他のメンバーに大きな影響力を発揮することがある。全体の13.5%を構成する。

■アーリーマジョリティ(Early Majority:前期追随者)「ブリッジピープル」とも呼ばれる。新しい様式の採用には比較的慎重な初期多数採用者のグループ。全体の34.0%を構成する。

■レイトマジョリティ(Late Majority:後期追随者)
「フォロワーズ」とも呼ばれる後期多数採用者のグループ。新しい様式の採用には懐疑的で、周囲の大多数が試している場面を見てから同じ選択をする。全体の34.0%を構成する。

■ラガード(Laggards:遅滞者)
最も保守的な伝統主義者、または採用遅滞者のグループ。世の中の動きに関心が薄く、流行が一般化するまで採用しない。全体の16.0%を構成する。中には、最後まで流行不採用を貫く者もいる。
ロジャースはイノベーターとアーリーアダプターの割合を足した16%のラインが、商品普及のポイントであることを指摘し、これを「普及率16%の論理」として提唱している。

商品やサービスがキャズムを超えているのかどうかを見るために、各領域に知り合いを作っておくといい。

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