2017年5月21日

運動能力を向上させるために電気刺激で脳ドーピングをする時代が到来!

以前、タレントの武井壮さんがいいともで披露した運動能力を上げる方法が話題になりました。



武井壮の運動理論「スポーツが短期間で上達するコツ」が超納得(つるろぐ)

武井壮の「パーフェクトボディコントロール」とは(かしわばブログ)

武井さんは個別のスポーツの技術練習をする前に、ボディーコントロールのトレーニングをすることの重要性を説いています。自分の身体を思った通りに動かすことができるのとできないのでは、スポーツの上達速度が全然違うという。上手な選手の動きをイメージして、イメージ通りに身体を動かすことが効率的に上達する方法とのこと。

昨今、早熟型のアスリートが増えてきたのは、指導法が確立してきたこともありますが、スマホのカメラを使って自分の動きを撮影できるようになり、簡単に動作がチェックできるようになったことも大きな要因だと思います。

そんな中で、ちょっと気になったニュースを目にしました。脳へ電気刺激を与えることで運動能力を向上させるという記事です。
脳ドーピング 電気刺激 Halo sport
脳へ電気刺激を与えると運動能力が向上する
Halo Neuroscienceメンバー
運動能力向上の鍵は「脳」 スポーツに脳科学応用(朝日デジタル)
サンフランシスコにある「ヘイロ・ニューロサイエンス」社が製作した「Halo Sport」だ。脳に電気刺激を与えて運動能力を向上させる製品で、米プロフットボールリーグ(NFL)などの選手が使用する。

ヘッドホンの両耳の間の頭部に接する面に、電極の役目を担う灰色の突起物が付く。ここから「経頭蓋直流電気刺激」(tDCS)という手法で脳に電気的な刺激を与える。

主に本格的なトレーニングの前に使う。

携帯電話などのアプリから無線通信のブルートゥースを使って起動。1日最長20分、手足などを動かす指令を出す脳の「運動野」に最大2.2mAの電流を流す。

同社によると、使用後1時間ほど神経細胞が活性化され、脳から筋肉への指示がより速く的確になる。効率よく体を動かせるため少ない反復回数で身につけたい動作や技術の習得などが可能で、電気刺激効果が切れても体は覚えているという。
脳の運動野に電流が当てることで神経細胞が活性化し、動作や技術の習得がしやすくなるそうです。

脳への電流で筋肉を鍛えるーHalo Neuroscience(SAKIGAKE)

神経科学でアスリートの成績向上はかるヘッドホンHalo Sport発表。リオ・オリンピック出場選手もトレーニングに使用(Engadget)

電気刺激による「脳ドーピング」は、薬と違い使用痕跡が残らないので、世界反ドーピング機関では「状況は見守る」として監視は続けていくというスタンスです。

副作用がなければ、選手育成に脳ドーピングを用いて、たくさんのアスリートが複数の競技で一線級の活躍をする時代も到来するのかもしれませんね。

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